テイム、卵の孵化、子供の成長は別々の設定です。最初は変えたい項目を一つに絞り、元の値と比較条件を記録してから編集しましょう。この記事の2.0は書式の例で、推奨値でも実測結果でもありません。
対象と検証範囲を確認する
対象はARK: Survival Ascended(ASA)の専用・非公式サーバーです。Nitradoの管理画面を例にしますが、別の事業者や自前サーバーでは画面名や保存先の先頭部分が異なります。ARK: Survival Evolved(ASE)の設定場所やシングルプレイの説明を、そのまま当てはめないでください。資料確認日は2026年10月3日です。このページの設定例は当サイトで実機検証していません。
出典:Nitrado|ASA Server Configuration Guide ↗変えたいものと、編集するファイルを対応させる
3項目は役割が違います。テイムを速めても孵化や成長が自動的に速くなるわけではありません。いま短くしたい待ち時間を先に選ぶと、変更と結果の対応が分かりやすくなります。
| 変えたいもの | 設定名 | ファイル・セクション |
|---|---|---|
| テイム速度 | TamingSpeedMultiplier | GameUserSettings.ini の [ServerSettings] |
| 卵の孵化速度 | EggHatchSpeedMultiplier | Game.ini の [/Script/ShooterGame.ShooterGameMode] |
| 子供の成長速度 | BabyMatureSpeedMultiplier | Game.ini の [/Script/ShooterGame.ShooterGameMode] |
書式例①:テイム速度
GameUserSettings.iniで[ServerSettings]を探し、その中にあるTamingSpeedMultiplierを編集します。すでに行があれば置き換え、同じ設定をもう一つ追加しないでください。値を大きくするとテイムは速くなりますが、2.0ならすべての生物の実待ち時間が必ず半分になる、と保証する例ではありません。
[ServerSettings]
TamingSpeedMultiplier=2.0出典:Nitrado|ASA Server Configuration Guide ↗書式例②:卵の孵化と子供の成長
この2項目はGame.iniに記載します。ファイル名だけでなく、角括弧で囲まれたセクションも確認してください。以下は両方を2.0にする書式例です。原因と結果を追いやすくするため、最初は片方だけを変更して比較しても構いません。
[/Script/ShooterGame.ShooterGameMode]
EggHatchSpeedMultiplier=2.0
BabyMatureSpeedMultiplier=2.0出典:Nitrado|ASA Server Configuration Guide ↗出典:Nitrado|ASAの設定例 ↗編集前:停止と、戻すための控えを用意する
複数人で遊んでいる場合は、まず停止予定を参加者へ共有します。その後サーバーを停止し、変更前のINIファイルを別名や別の場所へ控えてください。どの設定をいくつから変更したかが分かるように、元の行も残しておきましょう。
- 直近のワールドバックアップ日時と、利用する管理画面の復元手順を確認する。
- 設定を戻すだけなのか、ワールドの進行も過去に戻す必要があるのかを分ける。
- ワールドを復元すると他の参加者の進行にも影響し得るため、設定の試行錯誤のたびに安易に復元しない。
- バックアップがあると思い込まず、実際に選択できる日時と対象を確認する。
編集から起動まで:セクションと重複に注意
Nitradoの例ではConfig Filesまたはファイルブラウザーから設定を開きます。保存先の目安は …/arksa/ShooterGame/Saved/Config/WindowsServer です。環境によって先頭のパスや操作画面が違うため、見当たらない場合に別ゲームやクライアント側のINIを編集しないようにしてください。
- サーバーが停止していることを確認してから、目的に合うINIを開く。
- 既存の設定名を検索し、どのセクションの中にあるかを見る。
- 同じ設定が複数ある場合は、変更前の控えを取り、重複を解消して一つの値にそろえる。
- 既存行を編集する。別のセクションの末尾へ、設定行だけを貼り付けない。
- 保存後にサーバーを起動し、エラーなく接続できるかを確認する。
反映確認は「接続・値・効果」の順に
接続できたことだけで設定反映の確認は終わりません。管理画面で保存した値が保持されているかを見てから、ゲーム内で目的の変化を確かめます。生物、餌、マップ、MOD、サーバーバージョンをそろえると、設定変更以外の違いを減らせます。既存の卵や育成中の個体へどう反映されるかは、この設定例では検証していません。新旧の条件を混ぜて効果を断定しないようにしましょう。
成長速度と刷り込みは別の条件
ここで扱う3項目には、刷り込みの間隔や一度の獲得量、交配間隔の設定は含まれていません。成長速度だけを上げても、刷り込み100%を達成できるとは限りません。目的が「育成を速くして刷り込みも完了したい」なら、成長の終了と刷り込みの機会を別々に確かめてください。未検証の倍率を一括投入するより、変えた項目と観察した結果を残して調整しましょう。
反映しないときの7つの確認
変化が分からないときは、倍率をさらに大きくする前に次を順番に確認します。設定の読み込みの問題と、比較条件の問題を分けるためのチェックです。
| 順番 | 確認すること | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 1 | サーバー側か | プレイ端末側ではなく、起動しているサーバーのINIを編集しているか。 |
| 2 | ファイルの種類 | テイムはGameUserSettings.ini、孵化と成長はGame.iniか。 |
| 3 | セクション | 目的の角括弧の見出しの中に設定行が入っているか。 |
| 4 | 英名の綴り | 設定名に抜けや余計な空白、全角文字がないか。 |
| 5 | 重複 | 同じ設定が別の行にも残っていないか。 |
| 6 | 保存と起動後の値 | 変更を保存し、サーバーを起動した後も値が保持されているか。 |
| 7 | 比較条件 | 生物・餌・MOD・マップ・バージョンなどが変わっていないか。 |
変更記録のテンプレート
同時に多くの設定を変えず、一つずつ結果を記録すると、良かった変更を残しやすくなります。戻す場合も、元の値が分かる状態なら迷いません。下のひな形は手元のメモへコピーして使えます。
日付:
サーバーバージョン:
マップ:
MOD:
変更する項目:
変更前 → 変更後:
検証する生物・餌・条件:
起動後に値が保持されたか:
ゲーム内で確認した結果:
元のINIの保存場所:
ワールドバックアップ日時:参考資料
- 出典:Nitrado|ASA Server Configuration Guide ↗サーバー事業者公式 / 確認:2026.10.03
- 出典:Nitrado|ASAの設定例 ↗サーバー事業者公式 / 確認:2026.10.03
- 出典:Nitrado|ASAセーブデータの復元 ↗サーバー事業者公式 / 確認:2026.10.03